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施設の概要
RO(逆浸透)膜システム
RO膜では、UF膜処理水やMBR処理水から塩分やイオンを取り除き、飲料水レベルの淡水を得ることができます。
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膜の表面構造をナノレベルで制御した最先端のRO膜を採用しています。このRO膜を備えたエレメント複数本をベッセル(筒状の圧力容器)の中に設置し、圧力をかけることで、飲料水レベルの淡水を得ることができます。
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MBRで前処理された水は、微量の有機物やミネラルを含んでいて微生物が繁殖しやすいため、下水系ROには、膜面に微生物が付着しにくい最先端の低ファウリング膜を採用しています。これにより、殺菌剤などの薬品を減らすことができ、低コストで低環境負荷な運転が可能です。
構成- 濃縮水2段法
- 8インチベッセル6本+3本(1本=7エレメント)
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従来は廃棄されていた下水系RO濃縮水を希釈水として使用し、海水の塩濃度を低くすることで浸透圧を下げ、海水系ROで必要なポンプ動力を低減できます。また、エネルギー回収装置を備えることで、さらなる省エネを実現できます。
構成- 濃縮水2段法
- 16インチベッセル1本+8インチベッセル3本(1本=6エレメント)
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16インチRO膜エレメントは1本で8インチ×4本相当の膜面積なので、配管が少ないシンプルな装置構造になり、建設コストを低減する事ができます。
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16インチエレメント(左)と
従来の8インチエレメント(右)