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世界各地に専門家を派遣

私たちの国際協力は、「人づくり」です。

国際技術協力の仕組みと成果

 北九州市上下水道局は、1990年より30年以上にわたり、世界各地に専門家を派遣してきました。また、世界中から研修生の受入を行っています。技術協力の主目的は、発展途上国の上下水道関係者に、インフラの構築・運用能力を高めてもらうことです。

1990年~2020年
国際技術協力の成果

専門家の派遣13か国206名
研修生受入156の国と地域6,520名
世界13ヵ国に約200人の専門家を派遣。世界156の国と地域から6,500人以上の研修員を受け入れ。

 北九州市上下水道局の国際技術協力により、能力向上を行った現地スタッフは、インフラ設備の運転から法制度の構築まで幅広い分野で活躍しており、それぞれの分野の中心人物となっています。
 カンボジアの首都プノンペンでは、国際技術協力の結果、水道の品質が劇的に向上し、東南アジアでは珍しい「飲める水道水」を達成しました。この成功は、世界の水道関係者から「プノンペンの奇跡」と称賛されています。

飲める水道水

 北九州市上下水道局は、国際技術協力を通して、世界の水環境の改善に貢献しています。

海外水ビジネスへの取組

 北九州市上下水道局は、国際技術協力を通して、世界各地の政府関係者・要人とのネットワークと信頼関係を構築してきました。これまでの実績を生かしながら、民間企業や地元企業と連携して、海外水ビジネス支援を行っています。
 海外水ビジネス支援を行うことによって、地元の産業振興につながっていきます。また、相手国にとっても、国際技術協力だけでは難しい、民間企業の持つ日本水準の高品質な技術の提案が受けられるなどのメリットがあります。

北九州市の独自の浄水技術を用いた施設
北九州市の独自の浄水技術を用いた施設。市内企業により施工されている(2021年完成予定)
北九州市のカンボジア技術協力を記念
北九州市のカンボジア技術協力を記念し、大臣ほか要人が北九州市を訪問

国際ビジネス戦略拠点

(ビジターセンター・ウォータープラザ北九州)

 北九州市上下水道局は、北九州市の下水道処理の拠点である日明浄化センター内に、ビジターセンターとウォータープラザ北九州を設置し、国際ビジネス戦略拠点として活用しています。海外からの視察者が多数訪れ、北九州市の先進技術を学んでいます。

ビジターセンター

 北九州市の地元企業の製品を実際に触れることのできるコーナーや、展示ブースが常設されており、北九州市の先端技術のショールームとして機能しています。

ビジターセンター 外観
ビジターセンター 外観
ビジターセンター内を視察するカンボジア フン・セン首相
ビジターセンター内を視察するカンボジア フン・セン首相

ウォータープラザ北九州

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)及び北九州市上下水道局との連携のもと、民間企業が先端の海水淡水化技術の実証研究を行っています。下水処理と組み合わせることにより、省エネ・環境にやさしい処理を実現しています。ウォータープラザ北九州の研究成果は南アフリカ共和国でも実証実験が始まっています。
 また、下水処理場に隣接するというメリットを生かして、地元大学等が各種実証実験を進めています。
ウォータープラザ北九州ホームページはコチラ

ウォータープラザ北九州 外観
ウォータープラザ北九州 外観

市民への情報発信
―国際技術協力の成果を市民に還元―

国内外からの評価

 30年以上にわたる国際技術協力は、国内外から高い評価を受けています。上下水道分野における国際技術協力は、北九州市のSDGsの達成に貢献するとともに、北九州市の都市ブランドやシビックプライドの向上につながっています。また、ベトナム・ハイフォン市やカンボジア・プノンペン都との姉妹都市締結など、北九州市の国際交流の活性化にも役立っています。

主な国内外からの評価・受賞事例

2011年カンボジア政府からの友好勲章受章
2012年外務大臣表彰(日本政府)
技術協力分野、特にカンボジア王国における水道分野の国際協力事業が評価され、水道事業体として初の受賞。
2017年国連本部「ハイレベル政治フォーラム」での取組紹介
岸田外務大臣(当時)が北九州市上下水道局の国際技術協力を世界に向けて発表。
2017年第1回ジャパンSDGsアワード(特別賞)
「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部(本部長:内閣総理大臣)」が創設。
上下水道局による国際技術協力や海外水ビジネスの実績をアピール。
2018年OECD「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」へ選定
環境国際協力といった本市の強みが評価され、アジア初のモデル都市に選定。
2019年内閣府「SDGs未来都市」に選定
カンボジア政府から友好勲章を受章する北橋健治・北九州市長
カンボジア政府から友好勲章を受章する
北橋健治・北九州市長
「第1回ジャパンSDGsアワード」授賞式(首相官邸)
「第1回ジャパンSDGsアワード」
授賞式(首相官邸)

マスメディアでの紹介

新聞・テレビ等各種マスメディアに多数紹介されています。
【2020年までの実績】新聞:約150件/テレビ:約110件/その他雑誌への寄稿等:約100件

全国ネット等でのテレビ番組放映一例

2015年世界ふしぎ発見(TBSテレビ)
2017年宇宙船オリエンタルの地球スマイル探検隊(テレビ東京)
2018年池上彰のニュース そうだったのか!!(テレビ朝日)
2020年My Favorite Japan: The Ambassador of Myanmar (NHKワールド)
2021年社会にドキリ(NHK Eテレ)

市内学校等への出前講座・上下水道ユース研修

 出前講座や各種イベントなど積極的に行うことで、国際技術協力の成果や相手国とのネットワークを、市民のSDGs活動や環境教育等に幅広く生かしています。

市内学校等への出前講座

 市内学校等の要望に応じて、出前講座を行っています。出前講座では、上下水道局の海外事業の取組内容や成果についてお話をしています。出前講座を通して、上下水道局の事業への理解促進だけでなく、キャリア教育や環境・SDGs教育の一環として活用されています。
 2020年からは、新型コロナの影響により対面型の講演が難しくなる中で、上下水道局職員がカンボジアから講演を行う、オンライン出前講座などユニークな取組も進めています。

出前講座の実績(2020年まで)
延べ142回、8394名を対象に実施

市内小学校での出前講座
市内小学校での出前講座
カンボジアからのオンライン出前講座
カンボジアからのオンライン出前講座

上下水道ユース研修

上下水道ユース研修
上下水道ユース研修

 市民、特に若い世代の皆さんへの広報の一環として、2017年から「上下水道ユース研修」を実施しています。作文審査で選抜された市内高校生6名を、市民の代表として、北九州市の海外事業の現場へ派遣し、10代の新鮮な感性で本市の海外事業の取組について同世代の若者をはじめ市民に情報発信をしてもらおうという事業です。国内の上下水道事業で、このような研修を行っているのは、北九州市が唯一です。
 研修参加の高校生は、エコライフステージなどのイベントを活用して、市民への成果発表を行います。さらに、学校での課題探究活動などを通して、幅広く若い世代への情報発信を行っています。

上下水道ユース研修の流れ

高校生が現地で体当たり取材!学んできたことを市民の皆さんにPR!

上下水道ユース研修の流れ【国内研修】→【現地活動】→【成果報告】

上下水道ユース研修実績

2017年カンボジア プノンペン都・シェムリアップ州への派遣
2018年ベトナム ハイフォン市への派遣(姉妹都市締結5周年事業)
2019年ベトナム ハイフォン市への派遣
2019年上下水道ユース研修参加者の活動報告ホームページはこちらから